イジワルな彼の甘い罠
力強く、抱き締める腕
布越しに伝わる体温
それらに心は、ドキ、と音を立てた。
「わた、る……?」
「……本当、お前バカすぎ。いいか?そもそもお前は誤解してる」
「誤解……?」
首を傾げながら顔を上げると、航は私を抱きしめたまま言葉を続けた。
「本命、って誰のこと言ってるんだよ」
「あの、下着のモデルの金髪の……一緒にホテル行くの見たもん」
「……やっぱりか。あの日はな、撮影データがとんで急遽撮り直ししに行ったんだよ」