キミのせい。



びしょびしょに濡れたまま
学校の階段を駆け上がり
教室のドアに手を掛けた時だった。


ふと目線を下ろした先にある
ワイシャツから透け透けのブラに
目が止まった。


遅刻してただでさえ注目を浴びるのに
こんなに透けて見えてたら
さらに残念なことになる。

ドアに掛けた手を引っ込ませ
ぎゅっと胸元を握った。


本当に今日はついていないと
心から思った時だった。


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