キミのせい。
「なーにしてんの、こんなとこで」
後方から聞こえる声に驚いた表情で
思わず振り向いた。
『て...寺島くん』
階段をゆっくりと登り
不思議そうな表情で愛衣を見つめた。
「教室入んないの?てか、なんでカーディガ...びしょびしょじゃん」
同じ廊下に立てば愛衣は
大きく彼を見上げる事になる。
高身長の彼の目についたのは
私の透けたブラだった。
「あららぁ...やらかしましたね」
『え⁉︎あ...いや、その...』