甘い時間は生徒会室で。


そんなすみれ先輩が毎日、口にしていた言葉がある。


「ねぇ、璃斗?」


「ん?何、すみれ先輩。」



真っ直ぐ俺を見つめるすみれ先輩の瞳。



「璃斗、私が生徒会を引退したら、私の仕事受け継いでね?」



「また、それ?わかってる。」



俺はそう答えてまた、キスを落とす。



「んっ……ぜっ、たい、だよっ?」


「あぁ。」


ゆっくりと唇を離す。



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