甘い時間は生徒会室で。


「璃斗が生徒会長になったら、必ず報告してよ?」


「するに決まってんじゃん、俺を信用してよ。」


すみれ先輩の髪を優しく撫でる。


俺とすみれ先輩の約束。


1つの窓から赤い夕日が部屋に差し込む。


「だって、璃斗、たまにさぼるでしょ?」


「ま、まぁ?」


「ほらー!もう。」


口を膨らませるすみれ先輩も可愛い。


差し込む夕日で俺の頬が照れて赤く染まってることなんて、すみれ先輩はわかってないだろう。



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