甘い時間は生徒会室で。


電話の相手は蓮だった。


いつもはチャラい蓮。


けれど、今日の電話の向こうの蓮は、とてもじゃないけど、冷静さが全くなかった。


「お、落ち着いて聞けよ、璃斗。」


「おいおい、なんだよ蓮。」


呆れ顔で話す俺。


今、どんなことが起こっていたのか、何も知らなかったから。


「すみれ先輩が……………………………」


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