甘い時間は生徒会室で。


俺が風邪をひいたときは、ずっと近くで看病もしてくれた。


すみれ先輩は俺にとって切っても離せない、大切な存在だった。



そんな幸せな日々も長くは続かなかった。


2つ上の先輩たちが引退して、すみれ先輩が生徒会長になった日から、約半年がたった。


そんなある日のこと。


俺のもとに電話が入ってきた。


その日、俺は久しぶりの休みで家で休んでいた。



「もしもし?蓮か?」


< 231 / 372 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop