甘い時間は生徒会室で。
「ま、待ってくださいよ、会長さん。いくら何でも突然すぎっ……………っ!?」
「ごちゃごちゃ、言ってねーでさっさと行くぞ。」
会長さんは私をなんとも軽々しくお姫様抱っこをした。
しかも、会長さん、さっきの爽やかな会長さんじゃいですっ!
なんとも俺様と言うか…………何というか…………。
「ちょっ、会長さんっ!!お、おろしてくださいっ!」
「いやだ。お前を生徒会室まで連れて行く。」
会長さんはニヤリと笑みを浮かべて歩き出す。
いやいや。
会長さん、お願いします。
恥ずかしすぎて、私の心臓が飛び出しそうなんです。