だんご虫ヒーロー。
じゃあ、あたしの生きてる意味って何?
ハハッ、もう考えるのも嫌だ。
『…アンタ、早く消えてよ』
よかったね。
あんたの言う通りになるよ。
あたしが消えて、あんたは満足するんでしょ?
いいよ、消えてあげるよ。
手首から流れる真っ赤な液体をぼんやりと眺める。
あーあ、もうこれで終わりか。
何も失くして死ぬのって、本当に残酷だね。
だってあたしが死んだって誰も悲しまないし、寧ろ喜ぶ奴がいるんだから。
……もう、いいや。どうでも。
何も考えなくなった時、あたしは意識を手放した。
だから知らなかった。
あたしの名前を必死に叫んで、あたしを助けようとしてる奴がいたなんてこと。
【side end】