ONLY YOU~年の差結婚の秘密~
私は自分の準備も忘れて…パジャマのまま部屋を飛び出した。



「…おいっ!!?」



食堂で何食わぬ顔で朝食を食べる家族4人。



「何だ?敦司にしては…優雅な寝起きだな…」



「お前か?佑介」



佑介の隣に歩み寄り、こんがりと焼けたトーストを野菜スープに突っ込んだ。



「敦司お前…いきなり…何しやがる?」


「人の妻に手を出すとは言語道断だ!!」


「嘘っ!?マジかよ~っ佑介」



「俺は知らない…無実だ…」



「じゃあ~千歳…お前か?」



「俺は何も…」
千歳は私の睨みに怯えプルプルと首を振った。


「それとも…父上ですか?」


「わしだったらどうする??敦司」


父上は私を挑発した。







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