ONLY YOU~年の差結婚の秘密~
「止めて下さい…敦司さん…私は何もされていませんから…」



「陽那…お前が夢だと思いたいのは判るか…事実だ…私は尚也を殴る…」



「…キスマーク付けただけなのに…うろたえちゃって…敦司も…コイツに骨抜きだね…」



「…本当にキスマーク付けただけか?尚也」



「…俺の方こそ…こんなヤツとヤルなんて願い下げだ…御馳走様」



どうやら私の勘違いらしいーーー・・・



尚也は呆然と立ち尽くす私の脇を通り過ぎた。




「…敦司の勘違いか…沈着冷静な敦司がうろたえる姿は面白かった…」



父上も退室。



「俺を疑った罰は受けてもらうぞ…敦司」



「悪かった…佑介」



「俺も佑介に便乗して…敦司兄さんに何か強請ろうかな?」



佑介も千歳も退室して、残されたのは私と陽那だけ。

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