ONLY YOU~年の差結婚の秘密~
彼の唇は貪欲に私の唇を欲しがる。


きっと…お義父様に嫌なコトを言われたのだろう…



キスの後の彼の瞳は切ないのか悲しいのかそんなキモチが垣間見れる寂しい色だった。



「…陽那…」


天井に投影された満天の星空の下。


彼の低い声が切なそうに私の名前を呼ぶ。



「敦司…さん」



恥かしいけど…今度は私の方からキスをした。


身体の奥底から熱く切ない疼きが溢れる…



キスだけでは足りないと…




身体が私に囁いてる…



「…愛してる…」



彼も私と同じで…物足りたいと感じていた…



そのまま布団の上に倒されて…私は美しく輝く人口の星空を眺めながら敦司さんに身体を預けた。

< 260 / 390 >

この作品をシェア

pagetop