ONLY YOU~年の差結婚の秘密~
「落ち着いてるように見えるが…実は私も緊張している…」




私の緊張感を抜く為の嘘だと咄嗟に思った。




「…娘が生きていれば…君と同じ年だろうなぁ」




お義父様は生後半年で亡くなられた一人娘の成長と私を重ねていた。




「…17歳か…若いなぁ」




「でも、私は…尚也君と同じ年です…」




「…確かに尚也と同じ年だが…君は敦司の嫁だ…敦司とは16歳離れてるが…敦司は君を可愛がってくれるか?」



「もちろん…可愛がって貰ってます」




「そうか…それを訊いて安心した…」

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