ONLY YOU~年の差結婚の秘密~
「訊くに堪えない…ピアノの腕だけどね…」



尚也君がフラリとやって来た。




あれから…尚也君は私を避けるように。


寂しい気もしたけど…キスの件もあるから自分から接触を持たなかった。


でも、最近は少しずつ…話をしてくれるようになって…安心していた。




「…仕方がないだろ!!お前みたいに…音楽の才能はないんだから…」


「…美岬さんと付き合ってんだろ?」



「まぁな」




「…美岬さんにピアノを教わって…親密になろうと言う魂胆が見え見えなんだよ」




「うるさいなぁ!!」



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