侍先生!
…どうしよ~。これじゃ行けないよー!


私は皐月に相談するが、皐月は行く気がまったく持って無いようだ。
可能性0パーセント。いや、マイナス120パーセント?


「…あの」


凹んでいる時に、背中をトントン、と叩かれて振り向いた。


そこには…イケメン男子が立っていた。


「誰ですか?」


「誰ですかって…ずっと同じクラスじゃん。 明石遠也(あかしとうや)」


…明石?


「明石焼きって美味しいよねぇ」


「そこ!?」


「ごめん、ごめん。 で、誰だっけ?」


「さっき言ったじゃん!」


「ああ、明石焼きくん。」


「…違!…もういいや、それで。 それよりも、俺、日曜日用事無くなったから、課外授業に参加しようと思うんだけど」


…まじ!?


私は瞳をキラキラと輝かせて、明石焼きくんの肩をガッチリ掴んだ。
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