侍先生!
私は、部屋に戻って、ベッドにダイブした。


「先生の彼女、綺麗だったなぁ」


私とは、比べ物にならないくらい。


綺麗で、スタイルよくて、大人で、優しくて。


…あんなの、敵うわけ、無いじゃん。


「私の恋人は、信長だけだもん!」


気持ちを紛らわす為にそう叫んで、そのまま寝てしまった。


朝起きて、急いでお風呂に入って、


「行ってきまーす!」


そう言って、家を出た。


途中で、皐月と和也くんを見つけた。


「皐月、和也くん! おはよー!」


「おはよー。 どうだったの、昨日の課外授業は?」


「それが、先生のかのー…」


は!しまった。言っちゃいけないんだっけ。
自分から『誰にも言いません』って言ったのに!


「…動物園だったの!」


「いま、何か違う事言おうとしてなかった?」


「ううん!噛んだだけ!」


皐月は不思議そうな顔をして私を見る。


3人で喋っていると、あっとゆうまに学校に着いた。
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