心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~
カナタの部屋のドアをノックすると、「あれ? みーちゃん?」という声が帰ってきた。





がちゃりとドアを開けながら、「なんでわかったの?」と訊ねる。







「そりゃ、ノックのしかたで分かるよ」





「えっ? ノックで分かるの?」






あたしは思わず目を丸くする。






「うん。

みーちゃんのノックは聞けばすぐ分かる。


ついでに、足音もね」






カナタはさも当たり前のように言った。






「ふぅん………。


あ、これ、ぶどう。

おばさんが息抜きにって」





「そう。ありがと、みーちゃん。

もう少しやってから食べるから、ちょっとだけ待ってて」





「はーい」






あたしはテーブルの上にぶどうの皿を置き、床のクッションの上に座った。






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