心底、不思議。～毒舌カナタとひねくれみーちゃん～

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学校からの帰り道。




いつの間にか、すっかり秋らしくなってきた。




街路樹も黄色っぽく変わってきてる。






もう半袖じゃ肌寒くて、制服も中間服に衣替えした。








加賀さんと片をつけなきゃ、と思いつつも、けっきょく機会がなかなか見つからなくて………。





………いや、これは言い訳だな。




あたしが優柔不断なせいで、結局まだ話はできていない。







はぁ〜、だめだな、あたし。




だって、いざ加賀さんに連絡しようと思ってケータイを持つと、どーーーしても手が動かないんだもん。





加賀さんの方からは、家の電話にかかってきて以来、連絡がない。




たぶん、お母さんが出たから気が引けちゃったんだろうな。






だから、こっちから連絡するしかないんだけど。







………はぁぁ、気が重いよ。






学校で顔を合わせても、あたしはいっつもカナタか真名子と一緒にいるから、向こうからは近づいても来ない。




視線は送られてくるけどね………。