With a smile
「ほのかちゃん、電話、5番ね」

少しして、高島さんが含み笑いで言った。

私に電話って?

「はい、お電話変わりました」

『ほのかちゃん?建都です』

建都さん?また?

「はい」

『FAXありがと。ちゃんと届いたから。これからもよろしくね』

「はいっ」

短いやり取りだったけど、電話を通して建都さんの笑顔が見えた。

初めてって言ったから心配してくれたんだ、それに最初に出た時名前も言ってないのに私だって分かってくれた。

ちゃんと仕事が出来た事よりも、高島さんが褒めてくれた事よりずっとずっと嬉しい。

最初の電話が建都さんだなんてやっぱり運命かも、そう思わずにはいられなかった。

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