Colors of Heart ~7色のハート~


フフと爽やかな笑みを浮かべながら、葵は俺にカメラを向けた。


急なことに「はっ!?」と声が出て、体が強張った。


「えー、ホンジツはオヒガラもよく____」


「何それ?柄にもなく、スピーチするオジサンになってるよ」


葵はアハハと笑い声を上げた。大体、お前が急に___文句を言おうとしたところで、新郎新婦の入場らしい。


入口のドアがオープンすると、それぞれの席に着席したゲストから、歓声が上がった。


レストラン内に設けられたステージにスタンバイをしている楽器隊たちが一斉に音色を奏で始める。


『Just the Way You Are』


Romiの大好きなBruno Marsの楽曲だ。


歌詞をじっくり見れば、完全に彼女へのノロケの歌だが、ノリやすいサウンドと圧倒的な歌唱力で、俺もドライブミュージックによく聴いている曲だ。彼の曲はどれも最高にCOOLだ。


「君は最高に素晴らしい、そのままの君でいいんだよ」


Romiは歌詞の特にこのフレーズがお気に入りらしい。彼女がよく使う形容詞の「amazing」も入ってるし、こんな風に愛してもらったのなら最高!との事だ。


Romiも白鷹も終始笑顔で、音楽に合わせて、呑めや踊れや、歌えやで、大盛り上がりのパーティーは夜遅くまで続いた。


時々、携帯を眺めては溜息を吐いた。日本からの連絡は未だになかった。


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