世界で一番怖い人
「先輩、お疲れ様です」


窓辺で風にあたっている田辺先輩にボトルとタオルを渡した。


「さんきゅ」


すごい汗の量。


みんなの顔見て、まわったけど田辺先輩の汗の量が一番だった。



私はもっていた氷のうで先輩の首元を冷やした。



「うぉっ!つめてぇー」



先輩は一瞬びくっとなり、声をあげた。



「汗すごいですよ。倒れたりしないで下さいね。」



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