恋愛心工事中。
一口食べると、口に広がる美味しさがあたしの気分を上げた。
「美味しー…」
『マジ?
良かったわー』
琉依はニコッと笑うと、自分も一口食べた。
不思議な感じ。
あんな嫌いだった人が、今はこんなに守りたいと思う。
恋愛感情じゃない。
ただ、あたしを思ってくれた人を、あたしも思いたい。
それがあるから、あたしは琉依に会いにきた。
有美に手紙を書き、先生に休むと伝言を頼んだ。
前 琉依に電話した時に教えてくれた琉依の仕事場。
壱に言われた、あの言葉を思い出しながら。
"美羽の事 諦める"
あたしはここへ…琉依の元へと…やってきた。