マネージャーってできますか?〜野球部の青春恋模様〜




「憂音」


「ねぇ、新くん」


「ん?」


「…この前の電話の時の女の人…誰?」


「え?…あっ」


「…誰?」


「ん〜…バイト先の先輩」


「…え?…バイト?」


「うん。あのさ、憂音。今日、何の日か分かる?」


「…え?」


「やっぱり忘れてるかー」


何?


新くんは、私に近づき、


「どうぞ。」


小さな箱を、渡した。







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