打ち上げ花火とミルクティ
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「ただいま・・・」



制服に身を包んだ水野璃梨は、誰にも聞こえないほどの小さな声でそう言いながら靴を脱いだ。



家に上がり、まずは廊下の突き当たりのリビングに顔を出す。



5LDKの持ち家。



璃梨の父親は特に苦労するわけでもなく、ローンを返済している。



この家がいくらしたのかは定かではないが、あと数年で完済出来るそうだ。
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