【短編】弟はキューピッド!?
「勇太先輩は・・・いま救護室だよ」
「そっか・・・足痛そうだったもんね」
心配そうにつぶやく姉貴。
やっぱ気づいてたか、さすがだ。
「救護室ってどこ?」
「ちょっと奥のとこ。俺、案内するよ」
姉貴はさんきゅ、と小さく答えた。
救護室までの道で俺は話しかける。
「ねぇ、今日の試合どうだった?」
姉貴は顔をぱぁっとほころばせて言った。
「すっごくよかった!!」
「よかった!なぁ俺のスーパーセーブ見た?
あの最終セットの華麗なるレシーブ!!!」
「は?わかんないわ。てか自分で華麗とか言うなっつーの」
姉貴、それはないわ。