【短編】弟はキューピッド!?
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実樹side
取っ手にかけた指に、少しだけ緊張が走った。
静電気のように、小さく、鋭くて。
でもその理由くらいわかる。
扉の向こうの勇太に会うのにドキドキしてるだけ。
だけど、そうわかっていても
この緊張には慣れないんだ。静電気みたいに。
細く息を吐いて、扉を開ける。
一瞬だけ、勇樹の意味深な顔が思い浮かんだ。
なんなのよ、アイツ・・・と心の中でつっこんでおいた。