【短編】弟はキューピッド!?



幸い俺の声には気づかないまま、2人は帰っていった。


俺はその後姿を見送りながらつぶやいた。



「姉貴、よかったな」



あの距離は今までの距離じゃない。

あの関係は今までの関係じゃない。


今までよりずっと近くて、ずっと深い。




それを簡単に言うなら、


「恋人、か」


俺は2人の姿が完全に見えなくなるまで
木陰にたたずんでいた。



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