【短編】弟はキューピッド!?
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実樹side
「さむっ」
勇太に引っ張られて救護室を出ると風が頬を撫でた。
その冷たさは自分の体がどれほど熱くなっていたかを物語ってくれた。
隣で歩く勇太もくしゅん、とくしゃみをした。
勇太は左足をちょっと引きずるように歩いている。
見ていて心配になる。
「足、大丈夫?」
「うん、まぁ」
曖昧な返事。
痛いなら素直に言ってほしいな。
そう思ったとき
「ちょ、肩かして」
勇太がいきなりわたしの肩に腕をかけた。