【短編】弟はキューピッド!?


「そう、良かった…」


姉貴はほっとしたように笑った。


「デート、どこ?」

「スターパーク」


スターパークはイルミネーションが綺麗なこの辺ではいちばん大きい遊園地。

「…思う存分、楽しんできて。夜遅くなっても、お母さんたちには俺が上手く言っとく」


「心遣い、感謝するわ」



姉貴はちらっと腕時計を見ると、よし!と気を引き締めた。


< 94 / 96 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop