溺愛ボーイ


そういえば名前知らない!

『ねえ、名前なんていうの?』

…。

『あ、言いたくなければ「…涼」

初めて聞いた彼の声は低くけれどどこか綺麗な声をしてた。

『涼ね!私は茉莉。何があったかわからないけど落ち着くまでここにいてもいいからね?』

そう言ったらまた頷く涼。
そして涼は食べ終わり手を合わせて頭をさげた。

全然喋らないけどちゃんと礼儀は正しいんだなーと思った。
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