期間限定の彼女


「とにかく 詩織はもう関係ない
オレは菜摘だけだから…」


両親の前で 宣告した松浦さん。


偽なのに 演技なのに
嬉しくて 涙が出た。


「あらあら…
お父さんが余計なことを言い出すから!
菜摘さん 泣かないでね」


「いえ すみません
泣いたりして すみません」


「そう言うことだから…
菜摘 部屋行くぞ!」


と また あたしの手を取った。


部屋へ入ると


「泣くなんて ナイスな演技だな」


って…。


「ごめん
なんか感情が入っちゃって」


「それはそれで 良かったよ
お前 女優になれるぞ!」


なんて 笑ってる。


だって嘘だとしても
オレは菜摘だけだから。。。


って。。。



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