甘いのくださいっ!*香澄編追加しました*
重なった唇は直ぐに離れたものの
まだサトルさんとの距離は
とてもとても近くて……。


み、見れない……。


「これで、分かったか?
俺があの場所からお前を担いで
ここまで来たのは、
坂下にお前を渡したくなかったからだ。
坂下だけじゃない。
お前は誰にも渡さねぇ。
お前は俺のものだーーーー」


そう言うと、
また唇は重なり
今度はさっきよりも深く深く……








「ああ〜、チュウしてるぅ〜
ねぇねぇ、チュウしてるよぉ〜」


「ホントだぁ。
プリンセスと王子様みたい。
ラブラブだねぇ。」







そうだった。
ここ、川沿いの公園だった。
今の………見られてたよね。


気不味い感じで振り返ると
走っていく女の子達の姿が見えた。


「チッ、ったく
今時のガキはませてやがる。」


「ホントですね…。
でも、ここは人目がありますし…。
不味かったですよね。」


「じゃぁ、人目につかないとこ
行くか?」


「ッ///////!
な、な、な、なに言ってんですか。」


「いいだろ?
こうしてお互いの気持ちが
分かったんだから
早速、体で確かめーーー」
「ダメですっ!」


「はあ?
健全な男女なら当たり前だろが。」


「ダメなものはダメっ!
だって……準備が……。」


そうだよ、
だって、これまで私
まともに付き合ったことないんだもん。


心の準備がいるよ。
それに心だけじゃなくて
他にも色々と準備が……。


「準備?
いらねぇよ。
んなもん、気にならねぇくらい
夢中にさせてやるーーー」








ーーーーとびきり甘いの
たっぷりやるよ。

























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