【完】天使の花〜永遠に咲き誇る愛を〜
正田の言った通り
半年後にA社にて行われた新人研修で
俺は野村羽美花と再会した。
昼休みに廊下で再会した時
頭を下げて挨拶をしてきた彼女。
遠くからでもすぐわかった。
挨拶を返すと俺の声に反応して
驚いて顔をあげて
『…あっ。』って顔をしてくれた。
…良かった。覚えていてくれた。
俺の顔にクスッと笑みが出た。
久しぶりかもしれないな。
本当の笑みが出たのは…。
そして、彼女は
あの時助けた日の事について
頭を下げてお礼を言ってくれた。
俺の心がじんわりと温かくなった。
礼を言われたからじゃない。
…ただ、君に会いたかったんだ。
その願いが叶ったから…。
髪があの時より伸びて
化粧も大人びている。
でも、変わってない。
あの美しい瞳と緊張感をもった
表情は…あの時のままかもしれない。
嬉しい気持ちを抑えて
クスッと笑うに留めながら
俺は彼女をフルネームで呼んだ。
驚いて、何で知ってるのかと
聞いてくる彼女に
俺は本当は出したくはない
笠置の名前を出した。
その名前を聞いた時
彼女は恥ずかしそうに
ほんのりと顔を紅くした。
その顔を見た時…心の中が一気に
サッと冷えていくようだった。
そうか…やっぱり笠置なんだな。
彼女の心の中をあの男が支配している。
頭の中…いや、全てなのかもしれない。
……俺へのお礼は社交辞令だ。
歪む気持ちは収まらない。
オフィスに戻ろうとする俺に
彼女は名前を聞こうとした。
…はっ!?なぜだ!?
アイツに聞いてるんじゃないのか?
俺は言いたい事を押し込めて
名刺入れから名刺を出して
彼女に渡すと
研修会場へ戻るように言い残して
その場から立ち去った。
半年後にA社にて行われた新人研修で
俺は野村羽美花と再会した。
昼休みに廊下で再会した時
頭を下げて挨拶をしてきた彼女。
遠くからでもすぐわかった。
挨拶を返すと俺の声に反応して
驚いて顔をあげて
『…あっ。』って顔をしてくれた。
…良かった。覚えていてくれた。
俺の顔にクスッと笑みが出た。
久しぶりかもしれないな。
本当の笑みが出たのは…。
そして、彼女は
あの時助けた日の事について
頭を下げてお礼を言ってくれた。
俺の心がじんわりと温かくなった。
礼を言われたからじゃない。
…ただ、君に会いたかったんだ。
その願いが叶ったから…。
髪があの時より伸びて
化粧も大人びている。
でも、変わってない。
あの美しい瞳と緊張感をもった
表情は…あの時のままかもしれない。
嬉しい気持ちを抑えて
クスッと笑うに留めながら
俺は彼女をフルネームで呼んだ。
驚いて、何で知ってるのかと
聞いてくる彼女に
俺は本当は出したくはない
笠置の名前を出した。
その名前を聞いた時
彼女は恥ずかしそうに
ほんのりと顔を紅くした。
その顔を見た時…心の中が一気に
サッと冷えていくようだった。
そうか…やっぱり笠置なんだな。
彼女の心の中をあの男が支配している。
頭の中…いや、全てなのかもしれない。
……俺へのお礼は社交辞令だ。
歪む気持ちは収まらない。
オフィスに戻ろうとする俺に
彼女は名前を聞こうとした。
…はっ!?なぜだ!?
アイツに聞いてるんじゃないのか?
俺は言いたい事を押し込めて
名刺入れから名刺を出して
彼女に渡すと
研修会場へ戻るように言い残して
その場から立ち去った。