【完】天使の花〜永遠に咲き誇る愛を〜
***

20:30頃に帰宅した咲輝翔さんと

一緒に夕食を食べて

順番に入浴を済ませた後

今日の話を聞かせてくれた。


「…正式な処分が下るまでは
俺もまだ何とも言えないんだ。」

と言いながらも話してくれた。



満君の職場の先輩の綿貫さんと

人事課の正田さんが

何らかの理由で満君を恨んでいた事。

満君と豊島さんの浮気現場の証拠を

提出しようと陰で奔走していた事。

伊坂君が、満君と豊島さんの

浮気現場の証拠を押さえていたのを

総務部に提出した事で

今回の自宅謹慎処分に至った事が

彼の話でわかった。


「…正式な処分って?」

私が聞くと

「…それはまだわからないが
Sコーポの子会社か関連会社への
異動は避けられないだろうな。
嘘をついていたからな。
…それに、まだこれは不確かだが
笠置には新たな疑惑も浮上して
今、総務部が調査中らしいんだ。」

「…えっ!?疑惑!?
満君の疑惑って何ですか!?」

私が彼のパーカーを掴むと

「…何だよ…満君て…そればかり。」

彼の口から低くて冷たい言葉が出て

私は“ビクッ”となった。

彼は視線を向けた。

含んだ怒りを抑えるかのように

睨みつけるその瞳に私は硬直した。

「…羽美花、まだ未練があるのか?
俺じゃ…やっぱりダメなのか?
やっぱり…アイツか?
いつになれば
その呼び名をやめてくれるんだ?」

“ビクッ”となった私の手に

自分の手を重ねた彼は

先ほどの怒りは取れつつも

切な気に悲し気に私を見つめた。

「…ごめんなさ…。」

謝ろうとする私の言葉を遮るように

噛みつくようなキスをした彼は

そのまま私を強引に抱き上げた。

寝室のベッドに下ろして私を跨ぐと

「…羽美花は俺の『姫』だ。
俺だけの『天使の花』だ。
羽美花は俺だけ見てればいい。
やっと手に入れたから
……離れるなんて許さない。
アイツへの未練も情も消してやる!」

そう言ってもう一度

噛み付くようなキスをすると

あっと言う間に私を脱がせて

生まれたままの姿にした。


その夜、私は彼に激しく愛され

うつ伏せにされた状態から

肩、腕、胸、腹部、背中、太腿に

彼からの紅い愛の華がたくさん咲いた。
















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