【完】天使の花〜永遠に咲き誇る愛を〜

私はこの頃

5歳年上の兄、奏翔(かなと)の

大学時代の友人で

Sコーポの経理部に勤めていた

笠置満(かさぎ・みつる)と

お付き合いをしていた。

私は高校生の夏に

私の実家に遊びに来た満君と

初めて会って以来

爽やかで優しい印象の満君に

私は秘かに片想いしていた。

そんな私の恋心を察した兄は

満君も誘って3人での食事の機会を

セッティングしてくれたり

連絡交換を促してくれたりしたから

時々メールするようにもなった。

Sコーポレーションを受験したのも

満君と同じ社内で頑張って

成果を出して、満君に少しでも

認められて成長していきたかったから。

でも、私は内定を貰った直後に

「…羽美花ちゃんの事を
本当はずっと想っていた。
20歳を過ぎて、内定を貰ったら
告白しようと思っていた。
君の兄貴の友人だけど
大事にするって約束して
お許しも貰えたからさ
羽美花ちゃん…
俺と付き合って貰えるかな?」

と、満君から告白された。


片想いが実った事が

夢じゃないかと思うくらい

嬉しくて嬉しくて堪らず

ポロリポロリと涙を流して

「…私も高校生の時から
ずっと笠置さんが好きだった。」

と、告白を受け入れた。









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