【完】天使の花〜永遠に咲き誇る愛を〜
昨夜、電話があった時から
多分そうじゃないかと思ってた。
普段忙しい満君が
週末でもないのに
今日こうして時間を割いて
私を食事に誘った理由や
私の大好きなモノが食べられて
他の人の目に触れにくい
個室のあるこのお店を
事前に予約してまで選んだ理由が。
そして
満君が私に対して
こんなに頭を下げて謝る理由も…。
もう、わかってる…。
私はもう…聞いちゃったから。
昼休みに花菜子の話で
確信に変わったから。
あの事なんだよね?
***
今日の昼休みに
いつもの休憩所で
花菜子とお弁当を食べている時に
「…昨日の夕方、英慈さんと
T社のお偉いさん方が動いたよ。」
と、花菜子が口を開いた。
一瞬かたまった私は
すぐに理解して
「…動いたって…先週の…事で?」
と、聞き返した。
カップに入ったスープを飲んでいた
花菜子はそれをテーブルに置くと
「…そうよ。あの件でね。
Sコーポレーションと羽美花の為に。」
と、頷いて口を開いた。