【完】天使の花〜永遠に咲き誇る愛を〜
満君も豊島さんも浮気行為は
否定したものの
「自分と豊島の噂があった事は
知っている。
野村さんにもきちんと今回の事は
簡単にしか言っていなかった。
キャンセルの連絡があった時点で
やめて帰宅すべきだった。
氷室部長にあの時叱責されて
軽率だったと思い知った。
反省している。」
と、満君は反省の弁を述べ
豊島さんとともに
改めて軽率だったと反省して
謝罪していたと言う。
総務課長と人事課長は
事情を考慮し
浮気行為の否定は
信じて認める事にしたうえで
今回は厳重注意にして
経理部長や課長にも
今後の人事の在り方や
監督責任を含めて
注意を与えていたと
宮谷さんがそう言っていたらしい。
「氷室部長が、謝罪する笠置主任に
こう言ったんだって。
『謝るなら、この場だけでなく
野村さんにもきちんと謝れ。
お前と豊島さんの過去と
根も葉もない噂と
今回のある意味裏切り行為を
お前達がした事によって
一番ココロを痛めて
気を病んでるのは野村さんだ。』
ってさ。
何かカッコイイね。」
花菜子はそう言ったけど
私は何て答えていいのか
わからなかった。
満君に完全な嘘じゃないけど
嘘をつかれた。
取引先の人がいたとしても
豊島さんが入る事によって
元カノと会う事に間違いはないから
ちゃんと話して欲しかった。
なのに、言わなかったって事は
やましい気持ちが
満君のどこかにあったのかな?
と、思えても仕方ない。
心配かけたくなくても
そう言う現場を見られたんだから
結局私を悩ませた。
氷室部長が言った通り
私は確かにココロが痛かった。
不安になって、落ち込んだ。
氷室部長はわかってくれたのに
なぜ、満君は
わかってくれなかったんだろう。
私達は昨日今日出会った
ワケじゃないのに…。