魔妖人ーウィザリアンーⅠ
だけど謎が多い。

もし魔妖人ならば、王族じゃない限り人間界にいる事がばれたら殺される。

しかも、魔力をぜんぜん感じない。

異世界から逃げて来たなら、結構の大物。

あー謎が多い。

なぜ分らないんだ。

聞きたくても聞けないし、どうすれば。。

めんどうなことになる。

私はパソコンに電源を入れた。

このパソコンはただのパソコンではなかった。

異世界へ繋がるパソコン。

電源はすぐつき、ブラックホールのようなものが画面上に出て来た。

「異世界へ」

私はパソコンに語りかけるように言った。

すると、そのブラックホールは急に威力を増し、私を吸い込んで行った

久しぶり。目の前にあったのは、私の本当の家。城。

「お帰りなさいませ。姫様。」

メイドさんが入り口で挨拶をする。

「ああ。ただいま。」

そして、その先には私の兄がいた。

「アニスゥ〜おっかえりー!」

兄は私に抱きついて来た。

「ルイス辞めてくれ。」

「いたのか。アニス。」

この無愛想な口は私のもう一人の兄、ルイスの双子の弟、ルヴ。

「今帰って来た所だ。」

ルヴは弟なのにとても冷静。

「ルヴはなんでそんなぶあいそうなんだよぉー!」

ルイスはルヴにちょっかいを出しながら言った。

「こんなに可愛いのにまるで他人のようにしてさぁ。なあルヴ!」

ルイスは兄なのに子供っぽい。

本当に兄なのか不思議に思う時だってある。

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