A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
「それを決めるのは、自分自身だろ」


 その言葉を聞いて、彩は俯いたままクスッと笑う。
 そして、真っ青な空を見上げた。
 風に乗って、真っ白な雲が流れていく。
 本当にここは、癒される場所だ。
 木々も山々も、空を舞う小鳥たちも、小川を泳ぐ魚も。
 周りのモノには一切、邪気がない。
 そんな中に佇んでいると、悩んでいる自分がとても小さな存在に思えてきた。


「腹減ったな・・・」


 空を見上げたまま、彩は呟いた。 
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