君さえいれば
遠野が近くの椅子にあたしを座らせる。そして、先生にあたしの状況を知らせに行ってくれた。


みんながあたしを心配してくれるけどやっぱり、あたし帰りたくないよ。




「美月、私も一緒に行くよ。美月がいなきゃ修学旅行楽しくないもん」




「律夏、でも・・・」




「遠野くんには負けないよ、私だって美月が好きなんだ。修学旅行は美月を譲ってなんてあげない」




ギュッと抱きしめられて瞳が潤む。あたしに着いてたらせっかくの修学旅行も台無しになるのに。



結局、律夏は先生に自分の意見を通してあたしと一緒に宿舎に帰ってくれた。
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