白薔薇と黒薔薇




「相変わらず、瞬間移動が上手いですな。」


アナリバは、杖をついてこちらをむく。


「でも、王にまだまだと言われたわ、

私の瞬間移動は移動している間に少し時間がかかってしまうのよ、

まだまだ練習が必要ね。」


庭園を見渡して、にっこり微笑む。

そこには素晴らしい白薔薇が、綺麗に咲き乱れていて、
噴水の水しぶきが白薔薇にかかりより美しく見せていた。


「この前に教えてもらったシャボン玉の魔法。

あれは、ここの薔薇をより一層美しく見せることのできる魔法よね?

癒し効果があるって!」
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