人生終了ゲーム センタクシテクダサイ


すると

その周りにいる人達が同じように視線を落として

普通じゃない顔をしている。


私もそうやって視線をおとすと、その先には衝撃の光景があった。


「谷山くん!!」


それは、

谷山守くんがカッターを持ち、手首から血を流し倒れている姿だった。


「な、なんで……!」

たくさんの血が流れ出し教室の床を赤く染める。

谷山くんはもうピクリとも動かず、目を白目にして横たわっていた。


ウソ……でしょ?
なんで谷山くんまで……。


近くにいた片山くんは

血だらけの谷山くんの心臓に耳をあてる。














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