ふたりのガーディアン
女の子の言葉にビックリして、私も蒼甫君と一緒にその雑誌を見せてもらった。


一瞬目を疑った。


でも、雑誌の見開きに載っているのは、どこをどう見ても瀬名君だった。


「神崎君、知ってた?」


「いや…。何も聞いてない…」


「神崎君が知らないなんて」


「瀬名君ってクールだもん。

誰にも知られたくなかったんじゃない?」


女の子達の言葉に、蒼甫君は何か考え込んでいるようだ。


瀬名君がモデルだなんて。


信じられないよ。


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