ふたりのガーディアン
「12月の蒼甫君の誕生日には、私からプレゼントするね」


「おっ?楽しみだな。
あっ!だったらさ、ここでちょうだい。この場所で」


「それはいいけど。でももし、その日学校だったら?」


「ちょっと待って。携帯のカレンダーで調べるから。
んーと、あ…金曜日だ」


「そっかぁ、残念。あっ、でも学校終わってからすくに来れば、来れない事もないよね」


「じゃあ俺の誕生日もここに来よう。このベンチでプレゼント渡して。楽しみにしてる」


「じゃあ約束、ね?」


私と蒼甫君は、指切りをした。


プレゼント、何にしようかな。


今から考えておかなくちゃ。

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