ふたりのガーディアン
蒼甫君が両手で私の頬を包み込む。


「よく、顔を見せて…。

優月…。

あの写真以上だ…。

すげー。

綺麗になったね…」



「蒼甫君も…。

画面で見るよりずっとすごいよ。

本物…なんだよね?」



「本物だよ…。

優月も本物…?

まるで夢見てるみたいだ…」


そう言って蒼甫君は、またぎゅっと私を抱きしめた。


「優月、ここだとちょっと日本人も多いし。

守屋さんがホテル取ってくれてるんだ。

そこに移動しよう」


耳元で、囁くように言う蒼甫君。


私はコクンと頷き、蒼甫君と一緒にタクシーに乗り込んだ。
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