冬のホットココア
やっと星野くんが私をはなしてくれた。
そして私の前にきて、真面目な顔で、
「倉本、俺...お前のことが好きだ。だから、俺の彼女になって?」
「えっ?何かの罰ゲームとかじゃないよね?」
やばい。私の胸の鼓動が星野くんに聴こえてそうで。
「そんなに信じられない?」
そう言って、星野くんは私に口付けた。
「んっ...。」
触れるだけのキス。
ファーストキスは、星野くんとのファーストキスは、思った以上に甘すぎた。