渇望男の潤いペット
「もしかしたらの話だよ。だってお嬢さん、奥さんの連れ子でしょ?なんでも、心を病んだ奥さんの美しさに惚れ込んだって聞いたから、娘だって…」

部屋の温度が一気に下がっていった…

どうやら俺の話は説得力があったらしい

「もしかしたら奥さんだってDVで自殺したかもよ…政治家様はそういった隠蔽工作が得意そうだから。全てのマイナスイメージは、同情されるように情報操作されてるような気がしてならないね」

女の子達は次第にそうかも、とか確かにおかしい、なんて言い始めた…

俺は政治家なんか信用しない

この世は嘘ばかり

俺だって…








俺は有名なイタ飯屋でパスタの持ち帰りを頼み、家に帰って秘密の扉の中に入る。

この部屋はバスルームという名で改築した、八畳ほどのプールがある。

俺はベルを鳴らして呼ぶと、ペットはゆっくりプールから現れた

俺は久しぶりに見る顔を、優しくタオルで包み「ご飯だよ」と囁いた
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