ちょこれーとぼーい(♂)









 携帯を鞄の中にしまい

 壁にかけている時計を見る。



 あと約24分で待ち合わせの時間になる。


 1秒、1秒過ぎていく度に高鳴る鼓動。




 もう…行ってもいっかな…。


 思い立ったら即行動って言うじゃん。






 仁が居ないか確認して部屋を出る。



 普段"喪女ファッション"と呼ばれる

 もてない女が着るような服装を

 しているから



 こんな女の子らしい姿を見られたら…

 恥ずかしすぎる。


 むしろ死んでもいい。




 階段を忍者のように素早く降りて

 去年買った黒のブーツを下駄箱から

 取り出して玄関に向かう。





 「……よしっ。」





 ブーツを履いて下駄箱についてある

 全身鏡をもう一度だけ見る。



 …うん。やっぱり何度見ても

 てるてる坊主がブーツを履いている姿。


 もはや存在がギャグみたい。





 「はぁ〜…。」と溜息を漏らし

 玄関の扉を開けた。







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