ちょこれーとぼーい(♂)










 「………ゅ……っ……うまぁ………。」




 悠馬は右手に私の分と

 悠馬の分のクレープを持ち


 左手は私が抵抗しても

 びくともしなかった

 ニット帽のお兄さんの腕を掴んで

 後ろに回している。





 そのおかげで

 ニット帽のお兄さんから

 離れることが出来たのはいいものの



 足が震えていたので力が入らず

 その場にしゃがみ


 涙が止まることを知らずに

 次々に溢れていく。





 その姿を見た悠馬は

 ニット帽のお兄さんに

 険しい表情を浮かべながら

 何か耳元で話していた。





 話し終えたみたいで


 悠馬は掴んでいた手を離すと




 ニット帽のお兄さんは


 「ひぇぇぇ!!!!!!」


 とくるったように叫びながら




 どこかに走って去ってしまった。











 「━━━━…美優っ!!!!。」














 
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