ちょこれーとぼーい(♂)









 リビングからでも見える場所に

 私を壁の隅まで

 追い詰め…壁どんをした。



 涼太はテレビに夢中で

 悠馬も携帯を弄っているので

 私達の存在は気づいてない。
 







 「………お礼無しなん…?。」







 志麻の目は子犬のようにうるうると潤している。






 きゅんっ。







 ………うっ。




 不覚にも罠だと

 分かっているのに

 胸きゅんしてしまったではないか。









 「なにがい━━━…「キス。」






 まだ言い掛けなのに

 無邪気な顔をして言う。



 志麻の頭の中はキスのことしか

 考えてないのか…


 …志麻のえっち。








 とは言いつつ

 私からキスをしたこと無い。







 …き、キスぐらい



 アメリカでは挨拶の一種って言ってたし

 そう深く考えなくても良いよね。







 瞼をとじて背伸びをしながら


 志麻の頬に優しく甘いキスをした━━…







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